ルクセンブルグ大使館主催 エヒテルナッハ・写本の伝統 〜 西欧中世の書物文化をたずねて 〜 会期: 2006年10月11日〜25日 会場: ルクセンブルグ・ハウス *** 会場の詳細はページの一番下に *** |
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ベネルクス3国のひとつ・ルクセンブルグのエヒテルナッハという町を紹介する展覧会です。 今回、ルクセンブルグ大使館が主催して、ルクセンブルグの歴史や文化を紹介する中で、エヒテルナッハの美しい彩色写本や、文字の歴史が紹介されます。 (エヒテルナッハ修道院。画像右→) エヒテルナッハには、遠くアイルランドから渡ってきた聖ウィリブロードの建てた修道院があり、オットー1世時代の「黄金の福音書」の生まれた町として知られています。 |
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今回、エヒテルナッハ美術館の所蔵するそれらの彩飾写本の伝統的装飾方法をマスター者として、ルクセンブルグ大使館よりご招待を受け、展覧会に作品の展示をしていただける事になりました。 |
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出品は下記の2点。 作品画像 → ** GALLERY 3
** 【 Saint Willibrord (聖ウィリブロード) 】 形式 : ブックレット・タイプ 書体 : インシュラーの大文字書体&草書体 内容 : 「聖ウィリブロードの生涯について」 9月に大急ぎで作って、精も紺も尽き果ててしまったのは、この作品です。 エヒテルナッハ福音書の装飾方法を使用しており、最初に1ページ模写ページを入れてあります。 (←画像左の中央。聖ウィリブロード) 自分の紋章のメインデザインである、タチバナの花を全ページの飾り文字に使用して、黒文字と淡い色合いの飾り文字で爽やかな雰囲気を目指しました。 |
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飾り文字には、聖ウィリブロードの生涯にかかわる、様々なモチーフをデザインに組み込んであります。 初めての両面に書く多ページのブックレット作品で、今までで最多の文字数です(おそらく・・・)。 最後のコロフォン(奥付)のみインシュラーの草書体で、本文はインシュラーの大文字書体を使用しています。 【 RAPA IN VINO 】 形式 : 額装 書体 : インシュラーの大文字書体&草書体、ギリシャアルファベット 内容 : 「蕪のワインソース煮のレシピ」 ローマ帝国時代のベストセラー” Book III
of Apicius ” から引用した、「蕪のワインソース煮のレシピ」です。 キッチンをイメージして、少しにぎやかに楽しく仕上げました。 作品の画像と詳細ページは、後日作成します。 まずはみなさん、ぜひ会場に足をお運びくださいね。 「ルクセンブルグ・ハウス」は麹町にあり、在日ルクセンブルグ大使館と大使公邸を合わせた新しいビルです。 鉄と金融の国を象徴する、「鉄のオブジェ」と、美しい紋章がありますので、すぐ見つかります。
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