まだまだ未熟な部分の残る作品ではありますが、本当に本当に時間をかけて作ったので、とても思い入れがあります。
大変でしたが、それでもやっぱり文字よりは神経を遣うことはありません。
文字は神経をすり減らしながら書いていますので・・・。
それでも私には、色塗り・挿絵のデザインなど、文字以外には苦手意識やコンプレックスのようなものがあります。
みなさん褒めてくださいますが、本当に、毎回眠れないほどの産みの苦しみなのです。
カリグラフィーを始めるまで、学校の美術でも まともな成績をとったことの無かった自分。
ありのままにデッサンする事も出来ず、もちろん自由に想像してそれを描く技量も無い。
色に関しても、知識も天性のセンスも無いことは、はじめから分かっていましたが、この伝統ある美術の世界に入ってすぐ、あらためてイヤと言うほど思い知らされました。
いつか、なんの不満も無い作品を仕上げる事のできる日が来るのでしょうか。
まずは、逃げ出したくなる気持ちに負けない事ですよね。
今回のこのクラスで、色やギルディングテクニックはもちろん、その他多くの新しい技術を身に付ける事が出来ました。
絵筆を持った事の無い自分へのコンプレックスが 少しだけ楽になった気もしています。
これからの作品に、これらの技術を活用していきたいと思います。
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