a Coat of Arms
紋章
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紋章の最も重要な部分は、中央の盾の部分です。
昔、騎乗試合や十字軍の遠征に出た騎士達が、各々の識別のために、それぞれのアイデンティティーを盾に描いた事などから始まるとも言われています。
後に、先祖の功績や名誉・地位なども示すようになりました。
家の紋章と個人の紋章、企業の紋章など、さまざまなタイプがあります。
現在でも、西洋では紋章を管理する専門の役所があり、認可の下りていない紋章は使用できません。
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Shield
盾
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自分自身、または家系のアイデンティティーを示す象徴的な図柄や色が表現されています。
いくつかの紋章が合わさる時は、盾を決まりにのっとって分割します。
私の紋章は、左右の縦二分割(per pale)です。
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** 第一の紋(右) Dexter **
ニ分割した時の右側(向かって左)が最も重要な紋章。
私の紋章では、私が母方の祖母の家系から受け継いだ家紋「橘の枝丸」を使いました。
私の家族は仏教徒(・・・かな?比較的、習慣的に。) なので、仏教の色である紫色をベースに家紋は金色で描きました。
紋章学上では、紫色は「中立」「節制」、金色は「誠実」「完全」などを象徴します。
金は24Kの金箔を使い、盛り上がる加工をしてあります。
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** 第二の紋(左) Sinister **
ニ分割した時の左側(向かって右)は次に重要な紋章。
第二の紋には、銀色(色塗り無しの白)のベースの上に、カリグラフィーのペンに緑色のリボンを結んだ物を描きました。
私の家系ではカリグラフィーを始めたのは私が初めてですし、これからも心を込めて取り組んでいこうという、希望と決意を表しました。
紋章学上では、銀色は「純潔」、緑色は「愛情」「希望」などを象徴します。
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Crest
かぶと飾り
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騎乗試合の際などに自分のアイデンティティーを示すものの一つとして、かぶとの上に自分を象徴する飾りを乗せていました。
私の場合には、紋章の中に描いた「橘」や、カリグラフィーの「ペン」、干支の「ウサギ」、星座の「魚」などでもよかったのですが、結局「赤いチューリップ」にしました。
私が生まれた日に、父が買ってきてくれたのが 赤いチューリップの大きな花束だったと聞いています。
私の一番好きな花です。
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Supporters
盾持ち
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盾を守るもののこと。 動物の場合 → Supporter(s)
人間の場合 → Tenant(s)
私の紋章では、愛犬・バセットハウンドのルイを楯持ちにしました。
楯持ちは本来強く勇敢に盾を守るものですので、わざと恐ろしく描きます。
力強さは 顔の向き、表情、強調された爪や舌、尾などに表します。
舌や尾は筋肉の象徴ですので、爪と同様に強調して描きます。
私の場合、特に舌と爪に金粉を使って強調しました。
しかし、かわいい愛犬をそのように描くのが忍びなく思い、右(向かって左)には『番犬としての強く獰猛なルイ』を、左(向かって右)には『家族の一員としてのおとなしくかわいいルイ』を描きました。
両の盾もちの首には、第一の紋章と同じ色のリボンを巻いています。
☆女性の場合、本来は盾持ちを擁しません。
よっぽどの高貴族か、職業の紋章の場合のみです。
私の場合は…どうなのでしょう??
そういう訳で、職業の紋章になりました(^-^)♪
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Wreath
リース
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マントルを押さえたり、かぶと飾りを乗せたりします。
基本的にマントルと同じ色・一番重要な紋章の色を使います。
私の場合は紫色と金色(表が紫で裏が金)になります。
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Scroll
スクロール
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紋章の持ち主のモットー(Motto)もしくは 持ち主の名前を書きます。
私の場合は、名前の“YAYOI”です。
一生に一つといえるような言葉を見つけたら、書き換えるかも知れません。
今はまだ、「自分」を見つけるのに精一杯です。
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Compartment
台座
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紋章や盾もちの乗っている台のこと。
私の台座にはデージーの花の咲いている草地を描きました。
ピンク色のデージーは私の誕生花です。
好きな花でよかった!
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下記は私の紋章にはないものです。少しずつですがご説明します。
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Crown
冠(王冠)
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描かれる場所はかぶとの上です。
王様や爵位のある騎士などは、冠も持っています。
冠の形状や材質は位や立場によって異なります。
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Helmet
かぶと
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描かれる場所は紋章の上です。
騎士は戦いに出る時、かぶとを身につけます。
かぶとも冠と同じく、位によって形状や材質が違います。
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Order
勲章
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描かれる場所はそれぞれ。
何らかの功績により受けた勲章は、紋章の中にも表します。
名誉な事ですから。
これも、貰った勲章の種類や位によって形状や材質が違います。
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Mantle
マントル
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描かれる場所はかぶとの上か周りです。
かぶとは金属で出来ており、陽の下ではとても熱くなります。
かぶとの中には布が入っており、暑い時にはその布をスカーフのようにかぶとの外にたらし、日差しや熱・衝撃などから身を守ります。
とても偉い人や王室になると、マントルではなく天蓋型の「パビリオン」というものが使われます。
戦争時に、王様などが野営するテントのようなものです。
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War Cry
雄叫び
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描かれる場所は一番上です。
形状は下の方のスクロールと同じような感じです。
戦いの時の雄叫び(時の声)です。
現在は戦争をしませんので(しますけど、悲しい事に・・・)、書かない事が多いようです。
戦いの言葉、神への祈り、王(君主)への忠誠の言葉などが叫ばれました。
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